ニュース
2016.6.17
OD Network Japan 2016年次大会「組織イノベーション」ご案内
ドラッカー学会のみなさまへ。
組織開発(Organization Development)の源流は、
ドラッカーの源流と同じく、ドイツでナチスが台頭してきた事に端を発します。
組織開発の創始者の一人であるクルト・レビンは、
差別の無い世界をどうしたら実現できるかに取り組む事で、
現在の組織開発につながる、価値観や実践方法を生み出してきました。
その組織開発を探求していくコミュニティである、
NPO法人OD Network Japanの年次大会が7月30-31日に開催されます。
ドラッカーを探求されているみなさまとともに、
これからの未来を生み出すイノベーションを生み出すきっかけを作りたいと願い、
本大会へのお誘いをお送りします。
みなさまのご参加、お待ちしております。
(ドラッカー学会会員のみなさまは、会員価格でご参加いただけます。
詳しくは後半をご覧ください)
■大会テーマ「組織イノベーション」について
ヨーロッパをはじめ先進国では国をあげてあらゆる分野のイノベーション創出を支援しています。わが国でもようやく安倍内閣が日本を「世界で最もイノベーションに適した国」にすべく、それを持続的に実現するための体質強化、環境整備に向けた取組みが立ち上がったところです。すでに企業の側でも、イノベーション創出のための組織的な環境整備とイノベーティブな組織への転換が経営戦略上の重要な課題になっています。
これまでの日本におけるイノベーションは、「新技術」や「新商品・サービス」「新しいビジネスモデル」を意味するものであり、その担い手も限られた個人が中心でした。今日、イノベーションは目に見えない領域におよび、その担い手も個人からチームへとシフトしてきています。しかし現状の組織には、イノベーションの創出を阻害する目に見えない要素が数多くあります。持続的なイノベーションのためには、そのための組織づくり、イノベーションが起こりやすい環境をつくることが不可欠です。
これまでの経営においては「イノベーションのための組織をつくる」という発想が希薄でした。これからは、J.シュンペーターが提示した「第5のイノベーション」、すなわち「革新を生み出す創造的な体質をもった組織の実現」が経営の大きなテーマになってきます。
「イノベーションを生むためには、まず組織自体をイノベートする」、これが本大会のテーマである「組織イノベーション」の考え方です。「組織イノベーション」は、組織開発の知見や技術によって組織を根本からイノベーティブなものにつくりかえていく戦略的アプローチです。
本大会がこうした方向性を共有し、実践者、コンサルサント、リサーチャーの連帯による新たなムーブメントの起点になればと願っております。
2016年度のODNJ年次大会は「組織イノベーション」をテーマに開催致します。
皆さまのご参加をお待ちしています。
年次大会委員長 水迫洋子
■大会概要
日程: 2016年7月30日(土) 、31日(日) 10:00−18:00 (9:30開場)
会場: NTT DATA 駒場研修センター
〒153-0041 東京都目黒区駒場2-18-2
テーマ: 「組織イノベーション」
参加お申し込み: http://www.odnj.org/2016/04/28/2199/
参加費: 会員10,000円/一般16,000円
※ドラッカー学会会員のみなさまは、会員価格でご参加頂けます。
参加申し込み時に「ODNJ会員/ODAJ会員/協力団体会員」を選択し、
通信欄に「ドラッカー学会会員」と入力してください。
懇親会: 7月30日(土))の夜、18:30−20:00での開催を予定しています。
懇親会参加費: 3,000円
■主な大会トピックス
・基調講演:
ODプラクティショナーの役割
IODA会長ピータ・カルマ氏
・事例対話会:
東京電力原子力部門の事例
~当事者としての、組織と自分のあり方~
・事例紹介:サステナブル・フード・ラボ(SFL)の事例
アダム・カヘン氏
アンドレ・ヴァン・ヘームストラ氏ユニリーバ元取締役
小田理一郎氏
・その他のトピックスはWebページをご覧ください